セミナー名
TUG (Treasure Data User Group) vol.3 - Biz Dev編
- 目的
データ分析ビジネス創出のための情報収集及び各企業の担当者と意見交換
- 概要
紹介された事例から分かったことは「箱からプライベートDMPへ」とTDの活用用途が変わりつつあること。その背景には、外部データ・サービスとの連携による次世代のマーケティング基盤の構築、すなわち、リアルおよびインターネット空間のユーザ一人一人のデータを捕捉することでマスから個人への直接アプローチのマーケティングへシフトしたいというクライアントニーズの高まりがある。
実際、本セミナーTUGの会長を務める電通では、将来のユーザーベースマーケティングでも先駆者であり続けるために、TDの外部サービスとして利用者にIDを付与する企業であるインティメートマージャーと資本提携し、TDを基盤にしたプライベートDMPを構築・運用している。このように電通を筆頭に、TDをプライベートDMPとして選択する動きが広まっている理由としては、⑴導入費用工数の低さ、⑵データ連携の容易さ、⑶サポートの充実さが決め手になったと各企業の担当者より聞くことができた。例えば、大規模なプライベートDMPを運用している資生堂では、上記の3点が整っていることで、実質3名という極めて少ない人数で運用することが可能になっているそうだ。
このように、電通、資生堂など大手企業を筆頭にTDを基盤にしたプライベートDMPの構築が広がっている現状、及び、この広がりがさらなるデータ連携の可能性を相乗的に拡大していく構造を鑑みると、今後もTDを軸にしたプライベートDMPの構築が広がっていくと考えられる。幸い、当社はTDを基盤とするプライベートDMPを構築しつつある。そのため、近い将来、拡大すると思われる他社とのデータ連携ビジネスの波に乗る準備は進んでいると言える。本年度中には当社データ基盤の構築が完了する見込みなので、その後はデータ連携先となる企業を開拓することが課題になるだろう。
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