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2016年6月9日木曜日

【講演会】三田哲学会講演会:宗教、制度演化與人類的利他行為(宗教、制度の発展と人類の利他行為)

三田哲学会講演会@慶應

日時:2016年7月2日(土)17時00分~19時00分
場所:慶應義塾大学三田キャンパス南校舎 346
http://www.keio.ac.jp/ja/access/mita.html
講師:Chiang Yen-Sheng(江彦生、香港中文大学社会系 Assistant Professor)
講演タイトル:宗教、制度演化與人類的利他行為(宗教、制度の発展と人類の利他行為)
(講演言語:中国語、日本語通訳付き)
共催:三田哲学会、慶應義塾大学人類学研究会、JFEアジア歴史研究助成「膨張する中国による東アジア新秩序下の中台関係に関する人類学的研究」研究会
司会:三尾裕子(慶應義塾大学文学部教授・文化人類学)

講演要旨
 人間の本質は利己的か、それとも利他的でありうるだろうか。この問題は長らく哲学や科学において、論議がなされてきた。利己ないし利他の程度は、人によって異なるだけではなく、個人が所属する社会の文化や制度の影響を強く受けてきた。本公演では、過去十年来の進化人類学と心理学(「演化人類學與心理學」、Evolutionary Anthropology and Psychology)を紹介しながら、宗教制度と利己的あるいは利他的行為の相関関係を論じる。まず利己的行為、利他的行為の定義およびそれにかかわる一連の問題について議論を行い、行動学派が用いる検証方法と研究の枠組みを紹介する。その後、過去十年来の学界(進化人類行動学派)が、宗教制度と自己の集団を利することを目的とする行為との関係について明らかにしてきたことを振り返る。最後に今後の検討課題について論じ、異なる領域の研究が相互に共同しあうことで、こうした問題を解明することを期待したい。

講演者プロフィール
 PhD (University of Washington)。専門は社会行動科学(social behavioural science)。江教授はpro-sociality、すなわち社会や集団の利益を追求するために個人がいかに犠牲にするのかについて、特に、ソーシャルネットワークが人々がpro-socialな行動を形成する際に果たす役割についての研究を進めている。最近の業績として、2015 "Good Samaritans in networks: An experiment on how networks influence egalitarian sharing and the evolution of inequality". PLoS ONE, 10(6): e0128777。また講演として、「太陽の下の雨傘とひまわり ソーシャルメディアと香港、台湾の学生運動」講演会「台湾、香港の若者の意識とソーシャルメディア」2015年11月4日 於北海道大学。



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